
26日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが反落した一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは続伸した。海外投資家による大規模な売り越しが市場の重しとなったが、銀行や証券などの大型株に国内資金が流入し、下落幅は小幅にとどまった。
各指数の動向と売買代金
HSXのVNインデックスは前営業日比▲1.85ポイント(▲0.10%)下落し、1884.18ポイントで反落した。売買代金は同+4.1%増の約19兆7393億VND(約1190億円)となった。HNXインデックスは同+6.35ポイント(+2.34%)上昇し、278.15ポイントで続伸した。売買代金は同+48.1%増の約1兆4432億VND(約87億円)に増加した。
銀行・証券株が相場を下支え
HSXでは、大型株で構成されるVN30インデックスが+0.31%と堅調に推移した。アジアコマーシャル銀行[ACB]が+5.31%と急伸して指数を牽引したほか、軍隊銀行[MBB]が+2.82%上昇した。証券株にも資金が向かい、VNダイレクト証券[VND]が+2.84%、SSI証券[SSI]が+2.0%上昇した。
一方、不動産株は全体的に調整圧力が強く、ビングループ[VIC]やビンホームズ[VHM]が指数を押し下げた。しかし、ファットダット不動産開発[PDR]は、大型プロジェクト共同開発のニュースを背景に+6.94%のストップ高を記録した。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家は市場全体で約9400億VND(約57億円)の大幅な売り越しとなった。HSXでは9380億VND(約57億円)の売り越しとなり、マリタイムバンク[MSB]やホアファットグループ[HPG]などが強く売り越された。
専門家は、市場は現在もみ合いの局面にあると指摘している。特に石油関連株については、投機的な資金流入による急騰の反動から、短期間で再び過熱する可能性は低いとみられている。VNインデックスは1900ポイントの抵抗線と1850ポイントの支持線に挟まれた狭いレンジでの推移が予想される。
前営業日には銀行や不動産株が市場を牽引して反発していたが、海外勢の売り越しが継続していることが投資家心理の重しとなっており、リスク管理を意識しながら銘柄を選別する姿勢が求められる。


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