
25日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが反発した一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは続落した。朝方は買い手控えで揉み合ったが、後場に主要株主である三井住友銀行(SMBC)による出資比率引き上げ交渉が報じられたVPバンク[VPB]やビンホームズ[VHM]などのビングループ[VIC]株が主導し急反発。上値は限られたものの1785ポイント台を回復して引けた。
主要指数の動向と売買代金
VNインデックスは前日比+10.02ポイント(+0.56%)高の1785.11ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は同▲8.4%減の15兆2785億VND(約930億円)となった。HNXインデックスは同▲0.56ポイント(▲0.21%)安の272.21ポイントと続落し、売買代金は同▲1.0%減の5645億VND(約34億4000万円)。週間でVNインデックスは▲30.55ポイント(▲1.68%)安と反落した。
大型株とセクター別の動向
HSXではVHM(+5.66%)が約7ポイント寄与して上昇し、VIC(+0.87%)、ビンパール[VPL](+2.2%)、ビンコムリテール[VRE](+1.5%)が上昇した。SMBCによる15%から約20%への出資引き上げ交渉報道のVPB(+4.1%)は全銘柄中で最多となる4680万株の出来高を記録した。
ペトロベトナム製油石化[BSR](+1.30%)やペトロベトナム総合サービス[PET](+6.60%)も伸長した一方、コシ[KOS]とアンザー不動産投資開発[AGG](▲7.0%)がストップ安。
HNXではバオゴック生産投資[BNA]がストップ高となったが大型株は軟調だった。
海外投資家の動向
海外投資家の売り圧力は全市場で2100億VND(約13億円)近辺へ大幅縮小。HSXでは2540億VND(約15億円)の売り越しで、タインタインコン・ビエンホア製糖[SBT](2470億VND)やBSR(1080億VND)を買い越し、テクコムバンク[TCB](▲1150億VND)やマリタイムバンク[MSB](▲980億VND)を売り越した。
HNXでは20億VND(約1200万円)の売り越しとなり、ベトナム工業団地都市開発[IDC]を買越し、ペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS](▲83億VND)を売り越した。
FTSE新興市場格上げに伴う中長期的な海外資金流入期待(50億~60億USD=約7900億~9480億円)が支えとなる一方、10~12月期の社債償還リスク(約81兆6000億VND=約5000億円)や金利・為替動向が上値を抑える。テクニカル面では200日移動平均線を維持して反発したものの、薄商いが続いており、当面は1715~1756ポイントのサポート領域での揉み合い展開が見込まれる。


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