
14日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが続落した一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反発した。前場は揉み合い展開となったものの、後場に入りVIC関連株を中心に大型不動産株への売り圧力が急増し、VNインデックスは1700ポイントの節目手前まで下落して6営業日連続で続落した。一方、鉄鋼株や一部の銀行株が買われ相場を下支えした。海外投資家は売り越しを継続した。
VN指数14ポイント安、1700ポイント割れ
VNインデックスは、前日比▲14.55ポイント(▲0.85%)安の1704.87ポイントと6営業日連続で続落した。HSXの売買代金は13兆7323億3600万VND(約840億円)となった。
一方、HNXインデックスは前日比+0.91ポイント(+0.34%)高の265.16ポイントと反発した。HNXの売買代金は6567億2900万VND(約40億円)だった。
VHM急落が重石、鉄鋼株は逆行高
HSXでは、後場13時30分以降に売り急増したビンホームズ[VHM]が▲5.28%安と急落したほか、ビンパール[VPL]が▲3.31%安、ビングループ[VIC]が▲1.62%安、ビンコムリテール[VRE]が▲1.54%安となり、4銘柄で指数を約12ポイント押し下げた。
また、経営陣変更のクオッククオン・ザライ[QCG]が+6.63%高のストップ高となった。金融株はシーバンク[SSB]が▲4.28%安と売られた反面、軍隊銀行[MBB]が+1.57%高と上昇した。鉄鋼株は急伸し、ナムキム鉄鋼[NKG]が+6.82%高のストップ高、ホアセングループ[HSG]が+4.48%高、ホアファットグループ[HPG]が+1.71%高となった。IT株ではFPT情報通信[FPT]が+1.42%高と反発した。
HNXではクオックザン(国民)銀行[NVB]が▲6.04%安と急落した一方、サイゴンハノイ証券[SHS](+2.56%)などが買われ指数を支えた。
海外勢16日連続売り越し、1700ポイント攻防へ
海外投資家は全市場で約782億VND(約4.8億円)を売り越し、16営業日連続の売り越しとなった。HSXでは約772億VND(約4億7000万円)の売り越しとなり、ビングループ[VIC]を約153億VND(約9300万円)、ビンホームズ[VHM]を約152億VND(約9270万円)売却した一方、軍隊銀行[MBB]を約101億VND(約6200万円)買い越した。
HNXでも約3億VND(約183万円)を売り越した。市場では、大型株の安定感と売買代金の回復が今後の焦点になるとみられている。
前日の13日には、手控えムードの中でフーニュアン・ジュエリー[PNJ]が+5.79%高と急伸したものの、大型株が伸び悩み、VNインデックスは前日比▲1.56ポイント(▲0.09%)安の1719.42ポイントと5日続落していた。足元では定期預金金利の高止まりや海外勢の売り越し、米国関税リスクが重石となる一方、 7~9月の企業増益期待や1700ポイント手前での押し目買い意欲が下値を支える材料として意識されている。


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