東南アジア地域では、ほとんどの国で指数が低下する傾向にある中、ベトナムは小幅に上昇している。これにより、今期のベトナムのCCIは世界60か国中で10位、東南アジア6か国では4位となった。
同地域では、フィリピンが前期比▲5ポイント低下の117ポイントで世界3位。続いて、インドネシア(116ポイント)、タイ(111ポイント)の順だった。マレーシアは前期比▲11ポイント低下の78ポイントで、同地域中で最も低かった。
ニールセンによると、「余剰金の使い道」についてベトナムでは消費者の78%が「貯蓄」と回答し、世界最高水準となっている。「貯蓄」以外の使い道としては、「旅行」(42%)、「住宅修繕」(41%)、買い物(39%)などが挙げられている。
調査対象となったベトナム人のほとんどが「ベトナム経済は低迷から脱却していない」と回答し、86%が過去12か月間に家庭内での支出を抑えるため節約を心掛けたという。特に支出を抑えた項目は、「ガス・電気代」(60%)、「娯楽」(60%)、「買い物」(56%)、「携帯電話代」(47%)などとなっている。