2025年におけるASEAN主要5か国の新車販売台数の統計によると、ベトナムの新車販売台数は60万4143台となり、東南アジアで4番手をキープした。3位タイとの差が約1万7000台まで縮小し、トップ3浮上が見えてきた。
販売台数は、ベトナム自動車工業会(VAMA)、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)、TCモーター(TC Motor)の統計を合算したもので、輸入高級車や一部の中国系ブランドは含まれていない。
ベトナムにおける新車販売台数の増加率は前年比+22%で、域内で最も高い水準だった。成長を後押ししているのはEVの急拡大だ。ビンファストは前年の約2倍にあたる17万5099台を販売し市場を牽引している。ハイブリッド車(HEV)も同+44%増の1万4171台に拡大し、日韓メーカーによるハイブリッド化戦略が追い風となっている。
一方、ガソリン車も底堅く、トヨタや三菱、フォードなどの主力車種は前年を上回る販売台数を記録するなど、電動車と内燃機関車が同時に伸びている点がベトナム市場の特徴だ。
ASEAN主要5か国の新車販売台数は、インドネシアが83万3692台で首位。以下、2位マレーシア(82万0752台)、3位タイ(62万1166台)と続いた。タイは依然として域内の自動車生産拠点であり、年間約140万台を生産しているが、販売面ではベトナムが急速に差を縮めている。


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