
中東の地政学的緊張を背景とした原油価格の上昇により石油ガス株が相場を牽引し、VNインデックスは8営業日ぶりに反発した。一方で、一部の大型株が急落したHNXインデックスは反落となった。海外投資家は特定銘柄に対する記録的な売り越しを見せた。
市場全体の動向と売買代金
VNインデックスは前日比+0.69%の上昇となる1831.55で反発して引けた。ホーチミン証券取引所(HSX)の売買代金は22兆1165億VND(約1340億円)と前日から+7.6%増加した。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは前日比▲3.98%の下落となる304.86で引け、売買代金も7794億VND(約47億円)へと減少した。
セクター別および大型株の動向
HSXでは、原油価格の上昇を好感し石油ガス株が力強い動きを見せ、ペトロリメックス[PLX]が+6.90%、ペトロベトナム製油石化[BSR]が+3.77%の上昇となった。
また、大きく調整していたビングループ[VIC]が+1.32%、ビンホームズ[VHM]が+1.08%と押し目買いを集め、相場の反発に貢献した。サコムバンク[STB]が+6.51%となるなど銀行株も市場を支えた。
一方で、HNXではサンシャイングループ[KSF]が▲9.99%、タイホールディングス[THD]が▲9.38%と急落し、指数を大きく押し下げる要因となった。
今後の見通し
HSXにおける海外投資家の取引は、全体で約5兆7750億VND(約350億円)の売り越しとなった。特にVIC単体で4兆8680億VND(約295億円)の売り越しとなり、市場の警戒感を反映している。一方でFPT情報通信[FPT]などには買いが入った。
短期的には、原油価格の動向や市場を牽引する主力株への資金流入が引き続き相場のトレンドを決定づける要因となる。PLXは上場企業としての条件を満たすため、保有する約2330万株の自社株すべてを売却する方針を明らかにしており、こうした個別企業の動きも投資家の注目を集めている。


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