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前週末調整で反落したホーチミン市場は、8日の欧米主要市場が上昇したのを受けてプラスで寄り付いたものの、ベトコムバンク[VCB]の上昇でインデックスは665付近まで上昇も、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が下落したことで上値は重く、次第に利益確定売りが強まり、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]など鉄鋼関連が値を下げたことでインデックスはマイナスへ。更に後場にはビナミルク[VNM]、FPT情報通信[FPT]、ビングループ[VIC]、バオベトグループ[BVH]など主力株の殆どが下落。▲6.42ポイント(▲0.97％)安の652.26で引け、続落した。値上がり銘柄は61に留まり、値下がり銘柄は6割近くの179に達した。

金融株では、BVHをはじめ保険株の下落が目立ったが、銀行6銘柄は下落なし。VCB、ヴィエティンバンク[CTG]、軍隊商業銀行[MBB]が上昇。また、サイゴン証券[SSI]が外国人投資家に強く買われ、売買高トップに立ち上昇。不動産株・建設株の利益確定売り圧力が強まり、ホーチミン市インフラ投資[CII]、キンバックシティーグループ[KBC]が下落したほか、3日ストップ高していたドリームハウス投資[DRH]、3-2建設投資[C32]がストップ安。製造業でも、ベトナムエバーピア[EVE]、3日続伸していたサザンバッテリー[PAC]がストップ安した。一方、前日にNtasian Discovery Master Fund とMekong Capitalが合わせて250万株余りを売却したテーゾイジードン投資[MWG]の上昇が目立ったほか、イメックスファーム医薬品[IMP]が4日続伸した。

ハノイ市場も、▲1.55ポイント(▲1.77％)安で続落。アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、PVIホールディングス[PVI]、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、ビコストーン[VCS]など大型株が軒並み下落。ビナコネックス[VCG]が4営業日ぶりに下げてストップ安。一方、4日続伸後、前営業日にストップ安していたハノイ・キンバック農業・食品[HKB]はストップ高近くまで上昇した。