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ホーチミン市場は、前夜の米国株式市場が続伸、主要3指数が最高値を更新したことを受け、朝方からプラス圏での取引となった。インデックスが664台（＋0.75％）まで上昇する局面もあったが失速。その後もみあいが続き、引け際に若干値を戻したことでVNインデックスは+4.18ポイント(+0.63％)高の663.07で引けた。

主力株は全体的に見てまちまちだったが、ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]が小幅ながらも上昇。ビナミルク[VNM]は引き続き海外投資家に売られたが、これも小幅に上昇した。サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]が4営業日連続でストップ高してインデックスを牽引した。売買代金は1兆5800億VND(約80億円)、前日比▲6.8％減少し、3営業日連続での減少となった。直近1か月の1日当たりの平均売買代金の4分の3に相当する水準だ。

＋金融関連は、銀行株がまちまち、ベトナム投資開発銀行[BID]、ヴィエティンバンク[CTG]、サコムバンク[STB]が下落する一方で、軍隊商業銀行[MBB]、VCBは上昇し、エクシムバンク[EIB]は堅調。証券株、保険株もまちまちだった。

＋不動産・建設株は軒並み下落、FLCグループ[FLC]、CII道路橋梁投資[LGC]は軟調、タンタオ不動産[ITA]は大幅安、キンバックシティーグループ[KBC]、カンディエン不動産[KDH]、リー冷蔵電気工業[REE]も下落した。、ビングループ[VIC]、ファロス建設[ROS]は横ばいだった。一方、ホーチミン市インフラ投資[CII]は小幅上昇し、コテコンズ建設[CTD]は堅調だった。

＋建設資材関連について、鉄鋼株はまちまち、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]は横ばい、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]は小幅下落し、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]は小幅上昇した。

＋食品・飲料株もまちまちで、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]が軟調、ビエンホア製菓[BBC]が下落する一方、キドグループ[KDC]、GTNフーズ[GTN]、VNMは小幅上昇、SABはストップ高した。パングループ[PAN]、マサンインベストメントグループ[MSN]、ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は揃って横ばいとだった。

ハノイ市場は安値圏で寄り付いたが、値を上げ79.91（＋0.68％）まで上昇する局面もあった。その後引けにかけてもみあう展開となり、HNXインデックスは+0.24ポイント(+0.31％)高の79.61で取引を終えた。

主力株はまちまち、ハイフォン港[PHP]が大幅高、また、VCS高級クオーツストーン[VCS]も会長の自社株購入予告が好感され大幅高、アジアコマーシャル銀行[ACB]が上昇する一方、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、ビナコネックス[VCG]、ダバコグループ[DBC]は下落した。ティエンフォン・プラスチック[NTP]、郵便保険株式総公社[PTI]、PVIホールディングス[PVI]、ベトナム国家再保険[VNR]は揃って横ばいだった。売買代金は3400億VND(約17億円)、前日比+16.2％増加した。