
3日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)とハノイ証券取引所(HNX)の主要2指数がともに反落した。連休中の海外市場の軟調な動きを受け、警戒感が強まり売りが先行し、金融株を中心に値を下げた。しかし、引け間際にビングループ関連株が急伸したことで、下げ幅을大幅に縮小した。
VN指数反落、VIC急伸で下げ幅縮小
VNインデックスは、前日比▲4.40ポイント(▲0.24%)安の1827.72ポイントと反落した。寄り付き後に一時は1810ポイントを割り込み1802.11ポイントまで下落したが、引けにかけて買い戻された。HSXの売買代金は17兆4640億VND(約1060億円)と前営業日比でほぼ横ばいとなった。
一方、HNXインデックスは前日比▲2.53ポイント(▲0.89%)安の282.24ポイントと反落した。HNXの売買代金は7570億VND(約46億円)だった。
金融株が軟調、肥料株は逆行高
HSXでは、ビングループ[VIC]が+3.60%急伸して指数を14ポイント以上押し上げ、下値を支えた。また、シーバンク[SSB]が2日連続ストップ高の+6.73%となった。一方、テクコムバンク[TCB]が▲3.89%、VPバンク[VPB]が▲3.06%下落し、LPS証券[LPS]が▲6.87%とストップ安となった。
反面、原油高を背景に化学肥料株が堅調で、ペトロベトナム化学肥料[DPM]が+5.91%、ペトロベトナム・カマウ肥料[DCM]が+5.67%上昇した。
海外勢は大幅売り越し、下値は底堅く
海外投資家は、HSXで約1兆5300億VND(約93億円)を売り越し、7日ぶりに売り越しへ転じた。個別ではベトコムバンク[VCB]などを売却した一方、VIX証券[VIX](買付額約480億VND、約2億9000万円)を買い越した。
HNXインデックスでも海外投資家は全体で約530億VND(約3億2000万円)の売り越しで、ベトナム工業団地都市開発[IDC]などを売却した。証券各社は主要移動平均線の回復から、下値は底堅いとみている。
前日の28日には、建国記念日連休を控え様子見ムードが強まる中、金利低下を好材料にVNインデックスが前日比+0.56ポイント(+0.03%)高の1832.12ポイントと7日続伸していた。本日の取引では利食い売りに押されたgあ、新興国市場格上げへのパッシブ資金流入の期待感や好調な企業業績が中長期的な下値支持材料として強く意識されている。


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