
7日のベトナム株式市場は、大型株への利益確定売りが広がり、両市場とも反落した。ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは前営業日比▲31.44ポイント(▲1.70%)安の1821.64ポイント、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは同▲1.93ポイント(▲0.68%)安の280.60ポイントで引けた。
VNインデックスは朝方に1874.48ポイントまで上昇したが、買いが続かず下落に転じた。午後は一時1810ポイントを割り込み、引けにかけてやや戻した。売り圧力が強まる中、売買代金はHSXが同+2.7%増の17兆1530億VND(約1020億円)、HNXが同+46.2%増の9389億VND(約56億円)となった。
大型不動産株が重石、金融株も軟調
ビングループ[VIC](▲4.33%)は直近の急伸を受けた利益確定売りに押され、指数を約17.5ポイント押し下げた。ビンホームズ[VHM](▲0.93%)も下落した一方、ビンパール[VPL](+4.65%)、ビンコムリテール[VRE](+1.89%)は逆行高となった。
銀行株ではテクコムバンク[TCB](▲2.15%)、証券株ではVIX証券[VIX](▲2.86%)が下落した。HNXでもサイゴンハノイ証券[SHS](▲1.96%)などが売られた。
原油高でも石油株下落、小売・工業株にも売り
米国・イラン間の緊張とホルムズ海峡の混乱で、前週のブレント原油は約+8%上昇したが、ペトロベトナム・ドリリング[PVD](▲3.65%)は下落した。肥料のペトロベトナム・カマウ肥料[DCM](▲2.30%)、小売のFPTリテール[FRT](▲4.41%)、工業のグレックスグループ[GEX](▲4.43%)にも売りが広がった。
海外勢売り越し、買いの広がりが焦点
海外投資家はHSXで約4690億VND(約28億円)、HNXで40億VND(約2400万円)を売り越した。専門家は、一部大型株に偏った資金流入と薄い買い需要を相場の弱点として指摘した。9月21日の市場格上げを控えるものの、資金流入は段階的になるとみており、短期的には国際金融環境に加え、売買の活発化と物色対象の広がりを見極める必要がある。


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