
21日の株式市場は、午前中に大型株の牽引で一時上昇したものの、午後にかけて利益確定売りが強まり、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは反落した。ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスも下落して取引を終えた。長期休暇を控えて市場全体の流動性は低下傾向にある。
インデックスおよび売買代金の動向
VNインデックスは前日比▲3.63ポイント(▲0.2%)下落し、1833.48ポイントで引けた。HSXの売買代金は24兆9472億VND(約1500億円)となった。一方、HNXインデックスは同▲4.06ポイント(▲1.58%)下落の253.27ポイントで取引を終えた。HNXの売買代金は1兆2453億VND(約75億円)だった。
セクターおよび大型株の動向
市場全体では売りが優勢となり、ソフトウェア・サービスセクターが▲2.28%と最大の下落を記録した。一方で、ヘルスケア設備・サービス、不動産、エネルギーなどは小幅な上昇(+1%未満)にとどまった。
相場を支えたのは一部の大型株で、ビングループ[VIC]が+1.41%上昇しインデックスを最も押し上げた。これにサコムバンク[STB]が+5.45%、LPバンク[LPB]が+2.28%、ビンホームズ[VHM]が+0.48%、ノバランド不動産投資グループ[NVL]が+3.21%と続いて上昇した。
反対銀行株のまちまちな動きが下落の要因となり、ベトコムバンク[VCB]が▲0.83%、VPバンク[VPB]が▲1.78%、ヴィエティンバンク[CTG]が▲0.71%と下落し相場の重しとなった。また、FPT情報通信[FPT]が▲2.34%、テーゾイジードン投資[MWG]が▲1.95%下落するなど、複数の大型株指数を押し下げた。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家はHSXで3770億VND(約23億円)、HNXで470億VND(約3億円)の売り越しとなった。HSXではVFMVN DIAMOND ETF[FUEVFVND]やホアファットグループ[HPG]が買い越された半面、FPTやVCBなどが売り越された。HNXではペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]が買われた一方で、サイゴンハノイ証券[SHS]を中心に売りが出た。
専門家によると、フン王記念日や南部解放記念日、メーデーに伴う長期休暇を前に、国際市場の変動リスク回避やマージン金利負担を避けるための資金引き揚げにより、市場の流動性が減少している。証券会社は現在の調整がテクニカルなものであると分析し、決算発表や株主総会で好業績が見込まれる銘柄への投資機会であると指摘している。
直近の相場は、インフラプロジェクトの進展や強気な業績目標を背景としたVICやVHMなど一部の大型株に依存して上昇してきた。市場全体の流動性が低下する中で資金の広がりを欠いており、今後は各企業の業績見通しや個別材料に左右される選別色の強い展開が予想される。


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