
6日のベトナム株式市場は、証券株やグレックスグループ[GEX]関連株を中心に資金が流入し、VNインデックスは1890ポイントを突破した。また、ストップ安となっていた不動産株に底値買いが入り、相場全体の地合いが改善した。
各指数の動向と売買代金
VNインデックスは前日比+16.35ポイント(+0.87%)上昇し、1891.20ポイントで取引を終えた。HNXインデックスも+1.04ポイント(+0.42%)上昇し、248.46ポイントとなった。売買代金については、ホーチミン証券取引所(HSX)が23兆8255億VND(約1420億円)、ハノイ証券取引所(HNX)が1兆6776億VND(約100億円)と、ともに前日から増加した。一方で、海外投資家は全市場で1兆1135億VND(約66億円)の売り越しを記録した。
セクター別および大型株の動向
当日は証券セクターが相場を牽引し、VIX証券[VIX](+6.99%)やホーチミン市証券[HCM](+6.95%)がストップ高となったほか、SSI証券[SSI](+4.40%)やVNダイレクト証券[VND](+4.06%)も大幅に上昇した。
また、GEX(+6.92%)やゲレックス電気設備[GEE](+6.93%)などの関連株にも強い買いが入り急騰した。大型株では、ドゥックザン化学[DGC](+5.28%)やPVパワー[POW](+5.13%)が大きく買われた。
不動産セクターでは、ノバランド不動産投資グループ[NVL](▲3.65%)に底値買いが流入してストップ安を脱し、売買高は7534万株と市場最大となった。一方、ビングループ[VIC](0.00%)やビンホームズ[VHM](▲0.13%)は伸び悩んだ。
市場変動の要因と今後の見通し
証券株への資金流入の背景には、ベトナム株式市場がMSCIの新興国市場ウォッチリストに格上げされる可能性が高まっているとの期待がある。証券会社によると、市場アクセスの基準改善が進んでおり、6月の見直しでリスト入りを果たせば、長期的な海外資金の流入が期待される。今後の見通しとして、市場全体は調整を経て回復傾向にあるものの、インフレ圧力や資金調達コストの上昇が企業の利益率を圧迫するリスクが残っている。そのため、今後は個別銘柄の業績を重視した選別的な投資姿勢が求められると予想される。


?1778076354)
印刷用ページ


