
6日のベトナム株式市場は、幅広いセクターで売り圧力が強まり、両市場ともに下落した。ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは3日続落し、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反落した。海外投資家による全市場での2兆8220億VND(約173億円)に上る大規模な売り越しが相場の重しとなった。
HSXの動向
VNインデックスは前営業日比▲18.58ポイント(▲1.00%)の下落となる1843.50ポイントで続落した。一時は30ポイント以上下落する場面もあったが、引けにかけて買い戻しが入り下げ幅を縮小した。売買代金は前営業日比で+43.3%増加し、22兆4303億VND(約1376億円)に膨らんだ。
海外投資家は2兆7860億VNDの売り越しとなった。特に大型株のビングループ[VIC]に対し約2兆3000億VND(約141億円)の売り越しとなったほか、サイゴンハノイ銀行[SHB]やマサングループ[MSN]などが売られた。
一方、FPT情報通信[FPT]やVNダイレクト証券[VND]などは買い越しとなった。
HNXの動向
HNXインデックスは前営業日比▲11.06ポイント(▲3.60%)の下落となる296.51ポイントで反落した。売買代金は1兆3070億VND(約80億円)であった。海外投資家は約250億VND(約1.5億円)の売り越しとなった。
売り越しのトップはペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]であった一方、MB証券[MBS]などは買い越しとなった。タイホールディングス[THD]がストップ安の▲9.98%となり、指数を大きく押し下げる要因となった。
セクター・個別銘柄の動向と今後の見通し
銀行、証券、不動産などの主要セクターが軒並み下落し、相場全体を押し下げた。フーニュアン・ジュエリー[PNJ]は売り圧力が強まり、2営業日連続のストップ安(▲6.98%)となった。
一方、不動産株の中でビンホームズ[VHM]は1対1の株式配当を発表したことで+1.65%と上昇したほか、会長による株式買い増し登録が好感されたハイファット投資[HPX]は+6.89%とストップ高を演じた。
広範な売り圧力が見られ、投資家は慎重な姿勢を維持している。ただし、市場全体でストップ安となる銘柄は限定的であったため、相場が完全に悪化したわけではないとの見方もある。


?1783345181)
印刷用ページ


