
24日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)とハノイ証券取引所(HNX)の主要2指数がともに続落した。後場に入り大型不動産株やエネルギー株への売り圧力が強まったほか、海外投資家が売り越しを加速させたことが重石となり、VNインデックスは1775ポイントまで下落した。
主要指数の動向と売買代金
HSXのVNインデックスは前営業日比▲26.56ポイント(▲1.47%)安の1775.09ポイントと続落した。売買代金は同▲6.0%減の16兆6805億VND(約1010億円)となった。HNXのHNXインデックスも同▲3.68ポイント(▲1.33%)安の272.77ポイントと続落し、売買代金は同▲6.9%減の5705億VND(約34億6000万円)を記録した。市場全体で値下がり453銘柄となり、売りが優勢の展開となった。
大型株とセクター別の動き
エネルギーセクターが前営業日比▲3.78%安、不動産セクターが▲2.52%安と軟調だった。ビングループ[VIC](▲2.54%)、ビンホームズ[VHM](▲4.11%)、ペトロベトナムガス[GAS](▲3.30%)、ペトロベトナム製油石化[BSR](▲3.20%)の4銘柄でVNインデックスを▲17ポイント以上押し下げた。
ペトロリメックス[PLX](▲3.85%)やクオックザン(国民)銀行[NVB](▲3.55%)も売られた。
一方、メディア・通信が+3.34%高となったほか、ベトナムゴム工業グループ[GVR](+2.02%)やマサングループ[MSN](+1.43%)が買われた。
海外投資家動向と下落要因
海外投資家は全市場で約8640億VND(約52億円)の売り越しとなり、相場の重荷となった。HSXでは9184億2000万VND(約56億円)の売り越しとなり、ビンホームズ[VHM](3493億1000万VND=約21億円)やビングループ[VIC](1766億8000万VND=約10億7000万円)が売られた。
反面、マサングループ[MSN]は1820億VND(約11億円)買い越された。HNXでは68億2000万VND(約4100万円)の買い越しでベトナム工業団地都市開発[IDC]が買われた。海外勢の売り加速と時価総額上位株の調整が下落要因となった。
今後の見通しと市場環境
ティエンフォン証券[ORS]のレポートによると、市場は長期的な上昇傾向にあるが短期的には揉み合いが続く見通しだ。基本シナリオ(確率65%)では1715~1894ポイントでの推移が予想され、1715~1756ポイントのサポート維持が焦点となる。1894ポイント突破で1935~2026ポイントを目指す強気シナリオ(確率20%)も想定される。
前日の23日にも主力株安からVNインデックスが反落していた。9月21日のFTSE新興市場格上げに伴い中長期的に50億~60億USD(約7900億~9500億円)の海外資金流入が期待される一方、10~12月に控える約81兆6000億VND(約4900億円)の社債償還リスクなどが警戒されており、当面は節目での攻防が続きそうだ。


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