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バンブー航空、乗務員の3分の2を削減 ベトジェットエアが余剰人員受け入れ

2023/12/21 18:14 JST更新

 地場不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways=BAV)は、構造改革を強化し、乗務員の3分の2、運航路線の8割の削減を余儀なくされた。

 同社は以前、ワイドボディ機のボーイングB787型機ドリームライナー(Boeing 787 Dreamliner)を含む30機を運航していたが、非効率的なものを所有者に返還する形で機材数を削減し、現在はエアバス(Airbus)7機、エンブラエル(Embraer)3機の計10機を運航している。

 国内線については、60路線超を運航していた時期もあったが、現在は16路線に減少している。

 規模縮小により、数百人のパイロットと約500人の客室乗務員が余剰となった。ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、バンブー航空のパイロット20人と客室乗務員50人の受け入れに同意しており、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)も受け入れを検討中だ。

 同社は2024年に、▲1兆VND(約59億円)の赤字を計上する見通し。

 なお、FLCでは、チン・バン・クエット元会長と関係者らが2022年3月に詐欺・資産横領容疑や株価操縦容疑で逮捕された事件を受け、バンブー航空を含め、FLC系の企業各社が大きな打撃を受けており、バンブー航空では再起に向けた構造改革が進められている。

  
  

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