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  ホーチミン市場は、前夜の米国株式市場でダウとナスダックが終値で最高値を更新したことを受け、朝方に若干下落したもののすぐに値を戻しプラス圏に浮上、引けにかけじりじりと値を上げ、VNインデックスは＋4.28ポイント(＋0.65％)高の666.94で引けた。売買代金は1兆8300億VND(約95億円)、前日比▲3.0％減少した。

  主力株は軒並み上昇し、ペトロベトナムガス[GAS]が堅調、ベトナム投資開発銀行[BID]、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]、ビナミルク[VNM]、マサンインベストメントグループ[MSN]、ファロス建設[ROS]、バオベトグループ[BVH]は小幅ながらも上昇しインデックスを牽引した。一方、ヴィエティンバンク[CTG]、ビングループ[VIC]は小幅下落し、ベトコムバンク[VCB]は横ばいだった。

＋金融関連はまちまち、銀行株では値上がり銘柄はBIDとエクシムバンク[EIB]の2銘柄のみ。証券株は、ホーチミン市証券[HCM]が小幅上昇する一方、サイゴン証券[SSI]は小幅上昇した。保険株は、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]が大幅高、BVHが小幅上昇、バオミン保険株式公社[BMI]、ペトロリメックス保険株式総会社[PGI]は横ばいだった。

＋不動産・建設株はまちまち、タンタオ不動産[ITA]が大幅安、キンバックシティーグループ[KBC]が軟調、FLCグループ[FLC]、ホーチミン市インフラ投資[CII]、リー冷蔵電気工業[REE]、ROS 、VICが小幅上昇した。一方、CII道路橋梁投資[LGC]が大幅高、カンディエン不動産[KDH]は小幅上昇した。コテコンズ建設[CTD]は横ばいだった。

＋鉄鋼株は軒並み上昇し、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]が大幅高、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ナムキム鉄鋼[NKG]が小幅上昇する一方、SMC投資貿易[SMC]は小幅下落した。

＋食品・飲料株はまちまち、ビエンホア製菓[BBC]、キドグループ[KDC]、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、パングループ[PAN]が揃って小幅下落した。一方、GTNフーズ[GTN]、MSN、SAB、VNMは小幅上昇し、ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は横ばいだった。VCF株は9営業日連続で横ばいとなり売買高も非常に低い水準だ。この背景にはMSN傘下のマサン飲料(Masan Beverage)が12月から公開買付によりVCF株の保有率を68.5％に引き上げていることがある。2位の大口株主Gaoling Fund L.Pの保有率23.3％と合わせると、大口株主2社の保有率が91.8％となり、浮動株比率が非常に低くなっている。

  ハノイ市場は朝方から小幅な値動きながらもプラス圏でもみ合う展開、後場では一時80.60(＋1.05％)まで上昇したが、引け前に79.77(＋0.01％)にまで上昇幅を縮小させるもすぐに値を戻し、HNXインデックスは＋0.48ポイント(＋0.61％)高の80.25で取引を終えた。売買代金は3100億VND(約16億円)、前日比＋26.3％増加した。

  主力株はまちまち、アジアコマーシャル銀行[ACB]が大幅高、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が堅調、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、VCS高級クオーツストーン[VCS]も小幅上昇した。一方、PVIホールディングス[PVI]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]は小幅下落した。