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  ホーチミン市場は朝方から下落基調でマイナス圏での取引が続き、659台(▲0.78％)まで下落する局面もあったが、後場に入りじりじりと値を戻し下げ幅を取り戻しプラス圏に浮上、VNインデックスは＋0.22ポイント(＋0.03%)高の664.37で高値引けした。売買代金は1兆5400億VND(約80億円)、前日比▲12.4％減少し直近1か月で最低水準だった。

  主力株は小幅ながらも軒並み上昇し、ベトコムバンク[VCB]が堅調、バオベトグループ[BVH]、ヴィエティンバンク[CTG]、ファロス建設[ROS]、ビングループ[VIC]、ビナミルク[VNM]が小幅上昇した。一方、ペトロベトナムガス[GAS]は軟調、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]は小幅下落し、ベトナム投資開発銀行[BID]、マサンインベストメントグループ[MSN]は横ばいだった。

＋金融関連について、銀行株は小幅ながらも上昇し、VCBが特に堅調だったことが目立った。値下がり銘柄は軍隊商業銀行[MBB]の1銘柄のみだった。証券・保険株はまちまち、BVHが小幅上昇する一方、ホーチミン市証券[HCM]は小幅下落し、サイゴン証券[SSI]、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]、は横ばいだった。

＋不動産・建設株は小幅ながらも軒並み上昇し、キンバックシティーグループ[KBC]、ホーチミン市インフラ投資[CII]、コテコンズ建設[CTD]、CII道路橋梁投資[LGC]、リー冷蔵電気工業[REE]、ファロス建設[ROS]、VICがいずれも小幅上昇し、タンタオ不動産[ITA]が堅調だった。一方、カンディエン不動産[KDH]は小幅下落した。FLCグループ[FLC]は横ばいだった。

＋鉄鋼株は軒並み下落し、値上がり銘柄は小幅上昇したホアファット鉄鋼グループ[HPG]の1銘柄のみ。ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]はいずれも小幅下落した。

＋食品・飲料株は軒並み上昇し、ビエンホア製菓[BBC]、GTNフーズ[GTN]、パングループ[PAN]、VNMが小幅上昇。キドグループ[KDC]は堅調、その子会社トゥオンアン植物油[TAC]の大幅高が特に目立った。TAC株は上場来初の増資を計画しているとの報道を受け、直近1週間で＋16％上昇している。一方、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、SABは小幅下落し、MSNは横ばいだった。

  ハノイ市場は朝方に若干上昇したが、すぐにもマイナス圏に転落し、じりじりと値を消していった。後場に入りマイナス圏で方向間のない取引が続き、HNXインデックスは▲0.71ポイント(▲0.89％)安の79.08で取引を終えた。売買代金は2700億VND(約14億円)、前日比▲10.3％減少した。

  主力株は軒並み下落し、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が小幅下落し、アジアコマーシャル銀行[ACB]、VCS高級クオーツストーン[VCS]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]は軟調だった。一方、ダバコグループ[DBC]は小幅上昇し、ハイフォン港[PHP]の大幅高が目立った。郵便保険株式総公社[PTI]、PVIホールディングス[PVI]、ビナコネックス[VCG]、ベトナム国家再保険[VNR]は揃って横ばいだった。