プラント建設大手の日揮株式会社(神奈川県横浜市)は24日、カンボジアにて日本の医療技術、ホスピタリティーを生かした病院事業を開始すると発表した。これにより、日本政府の成長戦略の一つである「医療のパッケージ輸出」が初めて実施されることになる。
同事業は、同社が過半数を出資するカンボジア現地法人に対して株式会社産業改革機構から出資支援を受けて病院を建設し、Kitahara Medical Strategies Internationalへ医療業務を委託する形で病院を運営するもの。総事業費は約35億円で、日本・カンボジア両政府の協力を得て2015年中に開院することを目指している。
病院はプノンペン市内に建設され、日本人医師と看護師を配置する。開業当初の病床数は50床を予定しており、特に、カンボジアで医療レベルが不足している脳神経外科分野で高度な技術、サービスを提供していく方針。同社によると、カンボジアは先端医療を受けるために海外に流出する患者数が年間21万人にも上っており、同事業を通じてカンボジアの医療技術を向上することで、これらの患者の負担を減らすことに繋がるという。
日揮はエネルギー関連のプラント建設で知られるが、日本国内では30年以上にわたり250件以上の病院設計建設、コンサルティングプロジェクトを実施している。


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