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前日3日ぶりに反落したホーチミン市場は、プラスで寄り付き、朝方からバオベトグループ[BVH]、外国人保有枠撤廃方針を発表したビナミルク[VNM]、ベトコムバンク[VCB]などの主力株が上昇してインデックスを牽引し、594.50まで上昇したものの、593.5を挟んで小刻みに値動きする展開に。後場に入ると上値の重さから利益確定売りが優勢となり、VNM、BVH、VCBはプラスを維持するも、ペトロベトナムガス[GAS]、FPT情報通信[FPT]、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]などの主力株が次々と下落して、▲0.21ポイント(▲0.04％)安の590.24で引け、続落した。

金融関連では、銀行6銘柄中、VCBとエクシムバンク[EIB]が小幅上昇したが、3銘柄が小幅下落。証券株は第3四半期業績の赤字を発表したホーチミン市証券[HCM]が朝方から下落、サイゴン証券[SSI]も後場に入って値を下げた。一方、保険株は堅調で、BVHのほか、国家資本投資経営総公社(State Capital Investment Corporation＝SCIC)の出資回収対象銘柄となっているバオミン保険株式公社[BMI]など全4銘柄上昇。不動産株は軟調な取引で、ホアン・アイン・ザライ[HAG]が小幅に上昇したものの、ビングループ[VIC]、FLCグループ[FLC]などが値を下げている。上昇が目立ったのは自動車関連で、TMT自動車[TMT]、チュオンロン自動車・技術[HTL]、自動車メンテナンスのサイゴン総合サービス[SVC]が揃ってストップ高。好業績を発表した自動車販売のホアンフイサービス投資[HHS]も活発に取引されて上昇した。

ハノイ市場も、▲0.17ポイント(▲0.21％)安で続落。サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ペトロベトナムドリル溶液化学製品[PVC]などの主力株が小幅に下げて、インデックスを押し下げた。ハノイ南部住宅都市投資開発総公社[NHA]はストップ安で7営業日続落。一方、ビナコネックス高級タイル[VCS]の上昇が目立った。