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ホーチミン市場は前夜の米国株式市場が軒並み反落したことを受け、朝から小幅な動きで軟調な相場が続いた。後場に入るとマイナス圏に転落するも、引けにかけて若干値を戻し▲0.03ポイント(0.00％)安の674.57で引けた。主力株は、ビナミルク[VNM]が横ばい、ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]が小幅ながらも揃って下落しインデックスの重しになった。一方、マサンインベストメントグループ[MSN]、テーゾイジードン投資[MWG]は上昇し、インデックスの下落幅にブレーキをかけた。売買代金は1兆8900億VND(約93億円)、前日比▲3.6％と若干減少した。売買代金は小幅ながらもこれで3営業日連続で減少している。

売買高トップのFLCグループ[FLC]は2営業日続落し、タンタオ不動産[ITA]、ホアン・アイン・ザライ[HAG]、GTNフーズ[GTN]、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、そして6営業日ぶりに反落してストップ安したラオカイ鉱産採掘加工[LCM]なども活発に取引された。ファロス建設[ROS]は反発してストップ高、直近1週間で+19％、直近1か月で+111％上昇している。前日に上場を果たした第1送電線建設[PC1]もストップ高し、87万3160株が取引された。業種別で見ると、肥料株は上昇したのがバンディエン焼成リン肥[VAF]の1銘柄のみ。鉄鋼株は堅調だったベトイ鉄鋼[VIS]以外はほぼ全面安、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]はいずれも下落した。金融関連、情報通信株、繊維・縫製株もほぼ全面安。食品株はまちまちで、中でもビエンホア製菓[BBC]の大幅安が目立った。製薬株は軒並み上昇し、中でも特にハウザン製薬[DHG]が堅調で3営業日続伸した。

ハノイ市場は、朝方から下落基調で反発らしい反発もなくじりじり値を消しマイナス圏に転落。後場はマイナス圏でもみ合う展開となり、▲0.19ポイント(▲0.23％)安の80.94で引けた。主力株はまちまち、アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、ナムムー水力発電[HJS]が上昇する一方、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]、VCS高級クオーツストーン[VCS]は下落した。売買代金は2800億VND(約13億8000万円)、前日比▲17.9％減少した。