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ホーチミン市場は、前夜の米国株式市場で主要指数が最高値を更新したことを受け、安値で寄り付いた後はプラス圏でじりじりと値を上げる展開に、後場に入り一段高となりVNインデックスは＋10.48ポイント(＋1.60％)高の665.14で高値引けした。売買代金は1兆9500億VND(約99億円)、前日比＋1.1％増加した。

主力株は、ビナミルク[VNM]が小幅下落、ペトロベトナムガス[GAS]は横ばいだったが、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]、ホアン・アイン・ザライ国際農業[HNG]がストップ高し、パングループ[PAN]、ホアン・アイン・ザライ[HAG]、ベトナム投資開発銀行[BID]も大幅高しインデックスを牽引した。ベトコムバンク[VCB]、ヴィエティンバンク[CTG]、ビングループ[VIC]は小幅上昇した。

＋金融関連は、銀行株が軒並み上昇、中でもBIDが大きく上昇し、サコムバンク[STB]が堅調だったことが目立った。値下がり銘柄はエクシムバンク[EIB]の1銘柄のみだった。証券・保険株はほぼ全面高、ホーチミン市証券[HCM]、バオミン保険株式公社[BMI]が堅調、サイゴン証券[SSI]、バオベトグループ[BVH]は小幅上昇した。

＋不動産・建設株は軒並み上昇、これまで10営業日連続でストップ安していた投機株のホアンクアン不動産商業コンサルティング[HQC]がストップ高し、売買高はホーチミン証取全体の50%に上った。同じく投機株のFLCグループ[FLC]もストップ高し売り気配がなかったことが目立った。リー冷蔵電気工業[REE]、ファロス建設[ROS]は堅調、キンバックシティーグループ[KBC]、カンディエン不動産[KDH]、VIC、コテコンズ建設[CTD]は小幅上昇した。一方、CII道路橋梁投資[LGC]はストップ安、タンタオ不動産[ITA]は大幅安、直近1週間で▲13％下落している。ホーチミン市インフラ投資[CII]は横ばいだった。

＋鉄鋼株はほぼ全面高、中でもSMC投資貿易[SMC]がストップ高したことが目立った。ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ナムキム鉄鋼[NKG]はいずれも堅調だった。

＋食品・飲料株は軒並み上昇、SABが7営業日連続でストップ高し、時価総額でVNMに次ぐ2位となった。ラムソン製糖[LSS]、PANが大幅高、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]は堅調、マサンインベストメントグループ[MSN]、キドグループ[KDC]は小幅上昇した。一方、ビエンホア製菓[BBC]、ロンアン食品加工商事[LAF]が反落しストップ安したことが目立った。LAF株は直近1週間で▲9％下落している。GTNフーズ[GTN]、VNMは小幅下落し、ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は横ばいだった。

ハノイ市場、前場はプラス圏でのもみあいに終始、後場に入ると一段高となり78.88(+1.28％)に上昇する局面もあったが、引け際に若干値を下げHNXインデックスは＋0.69ポイント(＋0.89％)高の78.57の高値圏で取引を終えた。売買代金は3300億VND(約17億円)、前日比＋13.6％増加した。

主力株は軒並み上昇、ビナコネックス[VCG]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が堅調、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、VCS高級クオーツストーン[VCS]、ベトナム国家再保険[VNR]、ダバコグループ[DBC]が小幅上昇する一方、PVIホールディングス[PVI]は小幅下落した。アジアコマーシャル銀行[ACB]、ハイフォン港[PHP]、郵便保険株式総公社[PTI]は横ばいだった。