ベトナム現地から生の情報を毎日発信！
ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

  

  

ホーチミン市場は、前夜の米国株式市場が反発したことを受け、朝方からプラス圏での取引が続いた。VNインデックスは寄り付き後から後場にかけてじりじりと値を上げ、さらに引けで大きく値を上げ、＋9.24ポイント(＋1.39％)高の675.16で高値引けした。

Van Eck Vectors Vietnam ETF (VNM ETF)とDB X-Trackers FTSE Vietnam Index ETF (FTSE)は共に第4四半期の組入れ銘柄見直しに伴う株式の売買を12月16日で完了することになっており、本日が最終日であることから売買代金は2兆8400億VND(約150億円)、前日比＋46.0％増と大きく増加した。

主力株は軒並み上昇、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]は利食い売りが入ったものの大幅高、ヴィエティンバンク[CTG]、ベトコムバンク[VCB]、ビングループ[VIC]は小幅上昇、ビナミルク[VNM]も反発し小幅上昇し、インデックスを牽引した。ベトナム投資開発銀行[BID]は軟調、ペトロベトナムガス[GAS]は小幅下落した。

＋金融関連について、銀行株は軒並み上昇したが、ベトナム投資開発銀行[BID]のみが軟調だったことが目立った。証券株・保険株も軒並み上昇、ホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]、バオベトグループ[BVH]の3大型株はいずれも小幅上昇した。

＋不動産・建設株は軒並み上昇、ホアンクアン不動産商業コンサルティング[HQC]が反発し大幅高したことが目立った。HQC株は直近1週間で▲7％、直近1か月で▲50％下落している。CII道路橋梁投資[LGC]も大幅高、コテコンズ建設[CTD]が堅調、VIC 、ホーチミン市インフラ投資[CII]、リー冷蔵電気工業[REE]、FLCグループ[FLC]、ファロス建設[ROS]が小幅上昇する一方、キンバックシティーグループ[KBC]は小幅下落した。タンタオ不動産[ITA]が3営業日連続でストップ安したことが目立った。ITA株は直近1週間で▲18％、直近1か月で▲29％下落している。

＋鉄鋼株はまちまちだったが、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、の2大型株はいずれも小幅上昇した。

＋食品・飲料株は軒並み上昇、ビエンホア製糖[BHS]がストップ高、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、キドグループ[KDC]、パングループ[PAN]、マサンインベストメントグループ[MSN]、SABは大幅高、ビエンホア製菓[BBC]は堅調、GTNフーズ[GTN]、VNMは小幅上昇した。ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は横ばいだった。

ハノイ市場はも朝方から上昇基調が続き、HNXインデックスは＋0.86ポイント(＋1.09％)高の79.71で取引を終えた。売買代金は3400億VND(約18億円)、前日比▲4.6%減少した。主力株はまちまち、VCS高級クオーツストーン[VCS]が大幅高、アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が堅調、ビナコネックス[VCG]は小幅上昇した。一方、ティエンフォン・プラスチック[NTP]は小幅下落、ダバコグループ[DBC]、ハイフォン港[PHP]、郵便保険株式総公社[PTI]、PVIホールディングス[PVI]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ベトナム国家再保険[VNR]は揃って横ばいだった。