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ホーチミン市場は、666 (＋0.25%)の手前で寄り付いた後、値を一気に消し、マイナス圏に転落、662 (▲0.36％)まで下落する局面もあった。その後は一進一退で方向感の無い取引が続いた。後場も下落基調でマイナス圏でじりじりと値を下げ、引けでさらに一段安となり、VNインデックスは▲1.92ポイント(▲0.29％)安の662.45で引けた。売買代金は1兆4000VND(約72億円)、前日比▲9.1%減少し、直近1か月の最低水準を更新した。

主力株は小幅ながらも軒並み下落し、バオベトグループ[BVH]、ビングループ[VIC]、ヴィエティンバンク[CTG]、ビナミルク[VNM]、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]、ペトロベトナムガス[GAS]が揃って小幅下落した。一方、ファロス建設[ROS]、ベトコムバンク[VCB]は小幅上昇し、ベトナム投資開発銀行[BID]、マサンインベストメントグループ[MSN]は横ばいだった。

＋金融関連について、銀行株は軒並み下落、中でもエクシムバンク[EIB]の大幅安が目立った。証券株はまちまち、ホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]の2大型株はいずれも小幅上昇した。保険株はほぼ全面安、バオミン保険株式公社[BMI]、バオベトグループ[BVH]、ペトロリメックス保険株式総会社[PGI]はいずれも小幅下落し、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]は横ばいだった。

＋不動産・建設株は軒並み下落し、タンタオ不動産[ITA]、CII道路橋梁投資[LGC]は軟調、カンディエン不動産[KDH]、VIC、ホーチミン市インフラ投資[CII]、リー冷蔵電気工業[REE]は小幅下落した。一方、キンバックシティーグループ[KBC]、コテコンズ建設[CTD]、ROSは小幅上昇し、FLCグループ[FLC]は横ばいだった。

＋鉄鋼株はまちまち、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、の2大型株が小幅上昇する一方、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]は小幅下落した。

＋食品・飲料株はほぼ全面安、値上がり銘柄はラムソン製糖[LSS]の1銘柄のみ。タインタインコン・タイニン製糖[SBT]は軟調、ビエンホア製菓[BBC]、GTNフーズ[GTN]、パングループ[PAN]、VNM、SABは小幅下落し、キドグループ[KDC]、MSNは横ばいだった。

ハノイ市場は朝方から小幅な値動きでもみ合い、78.78 (▲0.38%)にまで下落する局面もあったが、後場に入り主にプラス圏での取引が中心となり、HNXインデックスは＋0.17ポイント(＋0.21％)高の79.25で取引を終えた。売買代金は2740億VND(約14億円)、前日比＋0.4%増加した。

主力株はまちまち、アジアコマーシャル銀行[ACB]が堅調、ビナコネックス[VCG]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が小幅上昇する一方、VCS高級クオーツストーン[VCS]、ティエンフォン・プラスチック[NTP]は小幅下落し、ダバコグループ[DBC]、ハイフォン港[PHP]、郵便保険株式総公社[PTI]、PVIホールディングス[PVI]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、ベトナム国家再保険[VNR]は揃って横ばいだった。