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ホーチミン市場の前場は寄り付きとその後に一時666 (＋0.38%)まで上昇する局面もあったが、プラス圏で小幅な値動きに終始した。後場に入り一旦下落基調になったが、引けにかけて値を戻し、VNインデックスは＋1.22ポイント(＋0.18%)高の664.72で引けた。売買代金は1兆8400億VND(約95億円)、前日比▲7.2%減少した。

主力株はまちまちだったが、大口株主であるシンガポール飲料大手のフレーザー・アンド・ニーブ(F&N)が購入予告を行った時価総額1位のビナミルク[VNM]が活発に取引され堅調でインデックスを牽引した。バオベトグループ[BVH]、ファロス建設[ROS]、ビングループ[VIC]、マサンインベストメントグループ[MSN]が小幅上昇する一方、ベトナム投資開発銀行[BID]、ヴィエティンバンク[CTG]、ペトロベトナムガス[GAS]、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]、ベトコムバンク[VCB]は揃って小幅下落した。

＋金融関連について、銀行株はまちまちだったが、サコムバンク[STB]が5営業日続伸し、活発に取引され、堅調だったことが特に目立った。STB株は直近1週間で＋15％上昇している。証券株もまちまちで、ホーチミン市証券[HCM]が小幅上昇する一方、サイゴン証券[SSI]は小幅下落した。保険株もまちまちで、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]は横ばい、BVHは小幅上昇した。

＋不動産株は軒並み上昇し、タンタオ不動産[ITA]、キンバックシティーグループ[KBC]、VICが小幅上昇し、前日上場を果たしストップ高で＋20.0％上昇したノバランド不動産投資グループ[NVL]も売買高が大きく小幅上昇した。一方、FLCグループ[FLC]は軟調、カンディエン不動産[KDH]は横ばいだった。建設株はまちまちで、ROS 、コテコンズ建設[CTD]が小幅上昇する一方で、ホーチミン市インフラ投資[CII]は小幅下落し、CII道路橋梁投資[LGC]、リー冷蔵電気工業[REE]は横ばいだった。

＋鉄鋼株はまちまちで、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ナムキム鉄鋼[NKG]が小幅下落する一方、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]は小幅上昇し、SMC投資貿易[SMC]は横ばいだった。

＋食品・飲料株もまちまち、VNMが堅調、ビエンホア製菓[BBC]、キドグループ[KDC]、MSN、SABが小幅上昇する一方、GTNフーズ[GTN]は軟調、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、パングループ[PAN]は小幅下落した。

ハノイ市場は朝方に一気に値を上げ、79.67 (＋0.81%)まで上昇する局面もあった。プラス圏で一進一退し小幅な値動きでもみあう展開となったが、後場は全体的に見て上昇基調で、HNXインデックスは＋0.53ポイント(＋0.67％)高の79.56で取引を終えた。売買代金は2500億VND(約12億8000万円)、前日比＋6.4%増加した。

主力株は値上がり銘柄が多く、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が堅調、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]、ハイフォン港[PHP]、アジアコマーシャル銀行[ACB]が小幅上昇した。ダバコグループ[DBC]、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、郵便保険株式総公社[PTI]、PVIホールディングス[PVI]、ベトナム国家再保険[VNR]は揃って横ばい、VCS高級クオーツストーン[VCS]は小幅下落した。