
13日のベトナム株式市場は、主要指数がそろって大幅安となった。利益確定売りが急増し、不動産・金融などの主力大型株が下落したことで、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは27ポイント超下落した。ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスも大幅に下落して取引を終えた。
VN指数急反落、売買代金は3割増
VNインデックスは前日比▲27.55ポイント(▲1.54%)下落の1765.63ポイントで引けた。HSXの売買代金は18兆6640億VND(約1140億円)となり、前日から約+32%増加した。前場は1800ポイント目前でもみ合ったが、後場の13時40分以降に売りが急増し一気に下値を切り下げた。
HNXインデックスは前日比▲5.11ポイント(▲1.77%)下落の283.34ポイントで引けた。HNXの売買代金は1兆0307億VND(約63億円)だった。
主力大型株が軒並み下落
HSXでは、ビングループ関連株が急落し、ビングループ[VIC]が▲3.53%、ビンホームズ[VHM]が▲2.71%、ビンコムリテール[VRE]が▲3.34%下落した。金融株も売りが強まり、アジアコマーシャル銀行[ACB]が▲2.42%、エクシムバンク[EIB]が▲3.85%、VPS証券[VCK]が▲4.22%下落した。HNXでもタイホールディングス[THD]が▲4.94%急落した。
一方、小売・消費関連は堅調で、タインタインコン・ビエンホア製糖[SBT]が+6.48%、テーゾイソー[DGW]が+5.24%上昇したが、相場全体を支えるには力不足だった。
海外勢は売り越し、1750~1760が焦点
海外投資家はHSXで約5710億VND(約35億円)の売り越しとなった。個別ではテクコムバンク[TCB]を約1700億VND(約10億4000万円)売り越した一方、グレックスグループ[GEX]を約1180億VND(約7億2000万円)買い越した。
見通しについて、証券各社は、今回の調整を短期的な利益確定売りによるものとみている。HSX上場企業全体の4~6月利益が前年同期比+45.80%と高い伸びとなったことや、2026年予想P/Eが12.2倍(ビングループ除き9.5倍)と魅力的な水準にあること、2026年9月に控えるFTSEによる格上げへの期待が中長期的な下支えになると分析している。
前日の12日には特定の大型株やエネルギー株の堅調に支えられてVNインデックスが反発し、1800ポイントの大台に迫っていた。しかし前営業日は売買代金が低水準の薄商いだったため、本日は1800ポイント手前で失速し、利益確定売りが連鎖する形となった。短期的には、1750~1760ポイントの下値支持帯で下げ止まるかどうかが、今後の焦点となる。


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