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ホーチミン市場は、朝方マイナス圏で寄り付いたがすぐプラス圏に浮上。そのまま前場・後場とも動き少なくVNインデックスは+2.04ポイント(+0.31％)高の653.53で引け、4営業日ぶりに小幅に反発した。

主力株はまちまち、ビナミルク[VNM]、ペトロベトナムガス[GAS]は軟調だったが、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]、エクシムバンク[EIB]がストップ高、ファロス建設[ROS]も大きく上昇してインデックスを牽引した。売買代金は2兆1600億VND(約101億円)、前日比+16.4％増加した。

＋金融関連は、銀行株がまちまちだった、EIBがストップ高したことが目立った。ベトコムバンク[VCB]は小幅上昇し、ベトナム投資開発銀行[BID]は横ばいだった。証券株もまちまちだったが、保険株はほぼ全面高。

＋不動産・建設株は堅調、ビングループ[VIC]、リー冷蔵電気工業[REE]、ホーチミン市インフラ投資[CII]は小幅上昇、コテコンズ建設[CTD]、タンタオ不動産[ITA]は堅調、ROSは大幅高、FLCグループ[FLC]はストップ高した。キンバックシティーグループ[KBC]、カンディエン不動産[KDH]、CII道路橋梁投資[LGC]は横ばいだった。

＋建設資材関連について、鉄鋼株はまちまち、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]が下落する一方、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]は上昇した。

＋食品・飲料株はまちまち、マサンインベストメントグループ[MSN]が小幅下落、ビエンホア製菓[BBC]、VNMは軟調、キドグループ[KDC]パングループ[PAN]、ビナカフェ・ビエンホア[VCF]が大幅安となったことが目立った。一方、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、GTNフーズ[GTN]は小幅上昇、SABはストップ高した。

＋製薬株はほぼ全面安、ハウザン製薬[DHG]、イメックスファーム医薬品[IMP]、ドメスコ医療輸出入[DMC]、チャファコ製薬[TRA]は揃って下落した。中でもS.P.M製薬[SPM]が大幅安となったことが目立った。SPM株は直近1か月で▲19％下落している。

＋水産関連は軒並み上昇。ベンチェ水産[ABT]、ビンホアン水産[VHC]が大幅高、国際投資開発[IDI]が3営業日連続でストップ高したことが目立った。VHC株、IDI株は直近1週間でそれぞれ+19％、+15％上昇している。

ハノイ市場は終日ほぼマイナス圏でのもみあいに終始、78.88に下落する局面もあったが、引け際にプラス圏に浮上し、HNXインデックスは0.07ポイント(0.09％)高の79.41で取引を終えた。主力株はまちまち、アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]が下落、PVIホールディングス[PVI]は横ばい、ティエンフォン・プラスチック[NTP]は小幅上昇し、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、VCS高級クオーツストーン[VCS]は堅調だった。売買代金は3600億VND(約17億円)、前日比▲29.4％減少した。