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ホーチミン市場は、寄り付き後680手前(＋0.71％)まで上昇する局面もあったが、その後は一進一退の展開となり、後場に入りじりじりと値を消しマイナス圏に転落、VNインデックスは▲0.83ポイント(▲0.12％)安の674.33の安値圏で引けた。売買代金は1兆8950億VND(約99億円)、前日比▲33.2％減少した。

主力株は軒並み上昇し、ベトナム投資開発銀行[BID]、ベトコムバンク[VCB]、ビングループ[VIC]、ペトロベトナムガス[GAS]は小幅上昇、ヴィエティンバンク[CTG]は堅調だったが、ビナミルク[VNM]は小幅下落、時価総額2位のサイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]は大幅安し、インデックスの重しになった。

＋金融関連について、銀行株はほぼ全面高、BID、VCB、CTG、軍隊商業銀行[MBB]、サコムバンク[STB]はいずれも上昇し、エクシムバンク[EIB]の1銘柄のみが横ばいだった。証券株は軒並み上昇、ホーチミン市証券[HCM]は大幅安、サイゴン証券[SSI]も堅調だった。一方、保険株はまちまちで、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]が軟調、バオミン保険株式公社[BMI]は小幅下落だったが、バオベトグループ[BVH]は大幅高、ペトロリメックス保険株式総会社[PGI]も小幅上昇した。

＋不動産・建設株は軒並み上昇、キンバックシティーグループ[KBC]、CII道路橋梁投資[LGC]が大幅高、FLCグループ[FLC]、タンタオ不動産[ITA]が堅調、VIC 、カンディエン不動産[KDH]、リー冷蔵電気工業[REE]、ファロス建設[ROS]が小幅上昇した。一方、ホーチミン市インフラ投資[CII]、コテコンズ建設[CTD]は小幅下落した。

＋鉄鋼株はまちまち、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ナムキム鉄鋼[NKG]が小幅下落し、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]は横ばい、SMC投資貿易[SMC]は堅調だった。

＋食品・飲料株は軒並み下落、ビエンホア製菓[BBC]が3営業日ぶりストップ安、SABが大幅安、マサンインベストメントグループ[MSN]が軟調、キドグループ[KDC]、パングループ[PAN]、VNMが小幅下落した。一方、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]は小幅上昇し、GTNフーズ[GTN]、ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は横ばいだった。

＋石油・ガス関連は軒並み上昇、ペトロベトナム低圧ガス販売[PGD]がストップ高、ベトナムCNG[CNG]は堅調、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム機械組立・鉄鋼構造物[PXS]は小幅上昇した。

ハノイ市場は終日プラス圏で取引が続き、80.49 (＋0.97％)まで上昇する局面もあったが、引け際の下落でHNXインデックスは＋0.23ポイント(＋0.28％)高の79.94で取引を終えた。売買代金は3260億VND(約17億円)、前日比▲3.5％減少した。

主力株はビナコネックス[VCG]、PVIホールディングス[PVI]が堅調、VCS高級クオーツストーン[VCS]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、ダバコグループ[DBC]が小幅上昇する一方、アジアコマーシャル銀行[ACB]は小幅下落した。ハイフォン港[PHP]、郵便保険株式総公社[PTI]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、ベトナム国家再保険[VNR]は横ばいだった。