北中部地方タインホア省警察は、海外からベトナムへダイヤモンドを密輸していた大規模な密輸グループを摘発し、ジュエリー製造・小売大手フーニュアン・ジュエリー[PNJ](Phu Nhuan Jewelry)の鑑定子会社の元社長など22人を立件したと発表した。
警察の調べによると、この密輸ルートは香港を拠点とするインド国籍のグループが主導し、2024年以降、合計141回にわたり、2万8000個超のダイヤモンドをベトナム国内に不正に持ち込んでいた。これまでの売上高は推定で2800億VND(約17億円)に上るという。警察は捜査の過程で関連先20か所を捜索し、証拠品として1100個のダイヤモンドなどを押収した。
摘発されたグループのうち、国内の資金と商品の管理はアビシェーク・ディーパク・パテル(Abhishek Deepak Patel)容疑者(男・32歳)が担い、チン・クアン・チュン容疑者(男・42歳)が香港で商品を受け取って密輸していた。その後、ダン・ゴック・ソン容疑者(男・21歳)やチャン・ティ・ハン容疑者(女・41歳)などの仲介者を通じて、ハノイ市やホーチミン市などの販売拠点へ流通させていた。
今回の事件では、商品の合法化プロセスにPNJの子会社であるP-Lab(旧PNJ-LAP)の元社長ダン・ゴック・タオ容疑者(男・52歳)が深く関与していた。タオ容疑者は安価な密輸ダイヤを買い取り、米国宝石学会(GIA)の刻印を削り落とした上で、P-Labの新たな鑑定書を不正に発行していた。
P-Lab側は、事件については関係者個人が個人の法的責任を負うとした上で、捜査に全面的に協力する姿勢を示している。なお、P-Labの鑑定業務は後任体制の下で通常通り行われている。


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