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前週に週ベースで年初から最高の売買高を記録し、活気を取り戻した感のあるホーチミン市場は、週明けプラスで寄り付き、朝方から銀行株が上昇したものの、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が値を下げたことで、インデックスは小刻みに値動きしながら前日終値を挟んで方向感のない展開に。ところが、後場に入って軍隊商業銀行[MBB]がストップ高するとインデックスは586を突破。その後利益確定売りの動きでインデックスは前日終値付近まで値を戻したものの、更にベトナム投資開発銀行[BID]、ベトコムバンク[VCB]などの銀行株が更に上昇してインデックスを牽引。+3.75ポイント(0.64％)高の586.48で3営業日続伸した。

銀行株は6銘柄全て上昇し、MBBが+900VNDでストップ高、ヴィエティンバンク[CTG]もストップ高目前の+1200VND高。証券株はホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]そろって値を下げたが、アグリバンク証券[AGR]が2日連続でストップ高した。一方、不動産株は、ビングループ[VIC]、ホアン・アイン・ザライ[HAG]、ダットサイングループ[DXG]など下げが目立った。経営破たんの噂で前週3日ストップ安をつけた日越医療機器[JVC]は、日曜日に自社ウェブサイト上で「通常通り活動」との会長声明を発表し、売り圧力は弱まったものの、小幅に値を下げている。

ハノイ市場は、+0.41ポイント(0.47％)高で4営業日続伸。アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]がインデックスを牽引した。VNダイレクト証券[VND]が活発に取引されて大幅上昇。NHP生産輸出入[NHP]がストップ高。前週末利益確定売りで2日連続ストップ安したハノイ総合投資[SHN]は、ストップ高に転じた。一方、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]をはじめペトロベトナム関連の下げが目立った。